代表メッセージ

職人としての道を歩む —私が選んだ内装工事の世界

昨年10月より代表取締役社長に就任致しました佐々木貴宏と申します。
おかげさまで、アクシス株式会社は昨年10月に創業満20周年を迎えることができました。これもひとえに、皆様のお力添えのおかげであり、深く感謝申し上げます。先代の高橋社長(現会長)からのバトンをしっかり受け継ぎ、今後も会社の発展に全力で取り組んでまいります。

さて、ここで少しお話しさせていただきます。私がこの業界で働くことになったきっかけです。
20代前半、特に何か突出した能力がなく、学校もまともに卒業できていなかった私は、この先どのような仕事で生計を立てるべきか悩んでいました。建築の営業をしていたものの、訪問販売で内容もよく分からず、ただ売っているだけの日々でした。毎日ノルマを課され、売上を上げないと稼ぎにもならない状況に焦りを感じていました。

そんな中、「少しでも実際の工事内容を知ることができれば」と考えていました。以前アルバイトをしていた際に知り合った方から、「今やっている仕事を手伝ってくれないか」との連絡を頂きました。それが現在の内装の仕事でした。
最初は軽い気持ちで現場に出向き、いずれ営業に戻ろうと考えていましたが、実際に現場に出てみると、目にするもの全てが新鮮で、職人さんの姿に感銘を受けました。私もいつかあのように素早く美しい仕上がりを目指したいと強く思うようになりました。いつしか営業に戻るなんてことも考えなくなり、働くようになって初めてしっかりとした目標ができた瞬間でした。

しかし、勤めていた会社が倒産し、経験4年半の時点で独立することになりました。まだ腕も半人前で、不安も多くありましたが、これまでの経験を糧に成長を決意しました。その後、個人事業主として5年間仕事を続け、当時の会社の先輩である高橋会長からの誘いを受け、現会社で20年間専務取締役として働き、今に至ります。

内装工事という仕事は、私に希望を与えてくれましたので、私はこの仕事が大好きです。
デジタル化が進む世の中ですが、私たちの仕事はアナログです。どんなにデジタル化が進んでも、最後の最後は人の手で仕上げる技術が必要不可欠です。職人不足が叫ばれる今、技術を持った職人さんが将来必ず報われると信じています。

アクシス株式会社では、技術を磨きたいと願う職人さんに対し、成長の機会と環境を提供することを何よりも大切にしています。職人さん一人ひとりが自分の技術を高め、自信を持って仕事に取り組めるよう、継続的なサポートや研修を行っています。また、私たちは職人さんが働きやすい職場環境を整え、公正な評価制度を設けることで、頑張りがしっかりと報われる体制を築いています。アクシスは、職人さんとともに成長し、共に未来を創り上げていくことを約束します。技術と情熱を持った皆様と共に、これからも高品質な内装工事を提供し続けてまいります。

代表取締役社長 佐々木貴宏